札幌本部 2023.03.24 2022年度卒業・修了式行われる 2022年度の北海道大学農学部卒業式と農学院修了式が2023年3月23日、農学部大講堂にて行われました。大講堂の椅子210席がほぼ埋まるほど多くの学生・院生が集まりました。 2020年に農学部に移行して以降ほとんどすべての時間がコロナ禍に直撃されてしまった学部生や、研究期間のすべてがコロナ禍と重なり、満足な研究時間を確保できなかった修士・博士の学生たちにとって、久しぶりに晴れ晴れしい一日となりました。 卒業・修了式は新型コロナウイルスの蔓延により2019年度(2020年3月)から2年連続で中止になっていました。昨年度は、希望する学生全てが対面参加できる式が3年ぶりに実現しましたが、それでもマスク着用が必須となっていました。今年度はようやくマスクを外すことができる式となりました。マスクなしでも対面で集まることができる卒業・修了式は4年ぶりです。 勿論まだマスクを着用している学生も多く見られました。しかし、周囲に遠慮することなくノーマスクの笑顔で撮ることができた集合写真や、友人との2ショットは一生の宝物になるのではないかと思います。 【学科や研究室単位で集合写真を撮る学生たちで賑わう農学部正面玄関前】 【卒業式開始前に、互いの写真を撮る学生たちの姿も=農学部大講堂】 【北海道大学クラーク賞及びクラーク農学賞を受賞し、西邑研究院長(中央)から贈られた盾を抱えて壇上に並ぶ学生たち。マスクを外し笑顔がよく見える学生も】 また、今年度の修士修了生たちは学部生の頃に卒業式が中止となっていたため、今年が最初で最後の式になった人たちも多かったのではと思います。そのためか、修士生でも着物を着ている女子学生が非常に多い印象を受けました(私見ですが、以前は、学部卒業式では着物を着て修士修了式ではスーツを着るというパターンが多かった印象でした)。 【農学院修了式では、着物を着ている院生も少なくなかった】 大講堂では13時15分から農学院修了者、14時から農学部卒業者のための式が実施され、いずれの式でも農学研究院長の西邑隆徳先生と札幌農学同窓会理事長の松井博和先生から祝辞が贈られました。 (詳細は札幌農学同窓会報第60号=8月発行予定=で報告させていただきます) また、今年度の新たな取り組みとして、「学位記ホルダーと同窓会登録票の交換」が行われました。農学部の同窓会員の住所・メールアドレス登録が不完全であることが危惧されたため、同窓会よりプレゼントされる学位記ホルダーを渡す時にも登録票記載を呼びかけ、登録をより確実にしようとの会の狙いです。 クラーク先生の大きな肖像画が壁に掲げられたS103特別会議室では、卒業生と修了生がすでに記入した登録票を持参したり、その場で同窓会登録票に住所やメールアドレスなどを記載したりしていました。卒業・修了生たちは、担当の先生たちから、同窓会の学位記ホルダーや同窓会報を受け取っていました。 (こちらも詳細は札幌農学同窓会報第60号で報告させていただきます) 【同窓会の濃紺の学位記ホルダーの山(左奥)と同窓会報59号の山(右奥)。左手前は同窓会登録票を入れる箱=S103特別会議室】 今年度卒業・修了生の皆様、本当におめでとうございます。 (さっぽろ農学校リポーター・林芳弘=D3、写真も)