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札幌本部

2020.10.29

蔦色づく キャンパスに秋

 10月は北海道大学が最も鮮やかに色づく季節だ。9月まで緑だった構内の木々が徐々に黄色や紅色に変化し、秋の訪れを日々感じずにはいられない。農学部の校舎裏の壁を這う蔦もその色を鮮やかな紅色に変えている。まだ緑色を残す葉との色の対比が鮮やかで美しい。

フィールド科学センター研究棟北西角の壁に這う蔦(10月7日撮影)

 蔦にはウコギ科のキヅタと、ブドウ科のツタがある。前者は常緑で別名「冬蔦」。後者は秋に色づき、「夏蔦」または「蔦紅葉(つたもみじ)」「錦蔦(にしきづた)」の別名を持つ。

 目を学部外に転じると、北13条の銀杏並木は、黄葉のピークを間もなく迎える。例年は多くの市民が訪れる「金葉祭」が10月末に開催されるが、今年は「安全確保」のため中止された。

紅色の面積と鮮やかさが増した蔦(10月22日撮影)

 秋深まりゆく北大構内。雪が降り始める前の穏やかな季節を楽しみたい。

 (さっぽろ農学校リポーター・市村恵美=D2=)

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※「さっぽろ農学校リポーター」の市村さんが取材・執筆した初原稿です。今後、母校の様子を、院生の目で時々伝えていただきます。読者のみなさん、記事のご感想やリポーターへの激励の言葉などを、ぜひ事務局へお送りください。info@alumni-sapporo.or.jp