札幌本部 2020.06.12 現役生約950人が米・牛乳受け取る 同窓会は6月10日、「農学生緊急支援プロジェクト」の一環としてお米と牛乳の現物支給を、農学部前庭で行いました。1人「お米2kg+牛乳1㍑」の支給農産物を、現役農学生(学生と院生)全体の4分の3を超える約950人が受け取りました。 新型コロナウイルスの影響でバイトや仕送りが減り、食にも苦労している学生が急増、「1日1食で過ごしています」などの声も聞かれたことから、会としてJAグループ北海道・JA北海道中央会に支援をお願いして実現しました。今回、なんと農学生ほぼ全員に相当する合計1,200人分のお米2.4tと牛乳1.2tの全量無償援助を受けました。 この日は同窓会役員や学内委員の教員ら20人ほどのボランティアのほか、同窓会が緊急雇用した学生たち16人が朝から会場に駆けつけ、牛乳を積んだトラックが到着した直後から、お米とセットにした袋を配り始めました。 配給開始の午前10時から集まってきた学生院生たちは笑顔で袋を受け取り、「めちゃくちゃ嬉しい」「これだけのお米なら1か月持つ」などと話していました。この日は初夏の好天。このところ、対面授業が少なく登校機会も少ないこともあって、久しぶりに会った友人たちと、配給のテント横でおしゃべりをするなどの光景も見られました。 お米は早期配給を優先してお願いしたことから、10kg袋となりました。そのため、前日の9日には、やはり緊急雇用の26人の学生の皆さんの手を借りて、2㎏袋に小分けする作業を行い、半日で1,200袋を作成しました。 10日の配給の際には、応援で駆けつけられたJA北海道中央会農政対策部の平田靖部長が「お米は新品種で直播米の『えみまる』。牛乳は浦幌製造の森永北海道牛乳。道産品を味わって下さい」と述べられ、当会の松井博和理事長が「先輩やJAのお陰で実現した」と関係者に謝辞を述べました。 学生たちの中からは「今回の支援は本当にうれしい」「最近バイトがなかったのでこの仕事は助かる」「農学部っていいね」といった声も聞こえました。 トラックから牛乳パックを降ろしてテント横に運ぶスタッフたち(10日) 前庭入口付近で配給の受け付けを行う学生(中央)とスタッフたち(10日) 支援の内容などについて学生に語り、エールを送る松井理事長(10日)