北大北海道ワイン教育研究センターが北海道ワインの可能性を高めるためのシンポジウム「ワインシンポシオン」を開催します。関係者はご注目ください。以下、同センターがリリースした開催概要をそのまま以下に引用します。

第4回 北海道ワインシンポシオン 開催概要

【主催】 北海道大学 北海道ワイン教育研究センター

【共催】 北海道-ワインプラットフォーム,北海道大学大学院農学研究院,国際食資源学院

【開催趣旨・目的】 北海道の醸造用ブドウ・ワイン関連研究者・生産者・関係者が一堂に会し,現在の北海道のワイン教育研究,生産,地域連携についての状況を把握するとともに,ワイン産業やそれを取り巻く地域の持続可能性を高めるための意識を共有する機会とする.

【参集範囲】 北海道において,あるいは北海道をフィールドとしてワインに関わる研究を行っている研究者,学生,ワイン生産者,自治体職員等(オンサイト,100名程度予定)

【開催日時】

令和7年 3月10日(月)

13:30―13:35       開会の辞 

13:35―15:00       北海道ワイン教育研究センター 活動報告

13:35―14:30  曾根輝雄(北海道ワイン教育研究センター センター長)

北海道ワイン教育研究センターの活動

                  〜気候変動対策研究・普及啓発事業委託業務の成果を中心に〜

                14:30―15:00  中川 理 (北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院, 北海道ワイン教育研究センター 副センター長)

〜北大テイスティング・ラボではどんなワインが好まれているか〜

15:00―15:15       休憩

15:15―17:00       シンポジウム 「北海道産ワインの消費促進の現場から」

阿部さおり(インターリンクジャパン),池田卓矢(ワインバールー),坪井亜樹(牡蠣とワイン祭り実行委員会)

17:30―19:30        交流会 (ワイン教育研究センター) 

3月11日(火)

9:00―10:15   ポスター発表(OenoFoss 分析体験会)

10:30―12:00         シンポジウム2 「北海道ワインレポート2024 お披露目会」

12:00―12:05        閉会の辞

【会場】 シンポジウム 北海道大学 学術交流会館(大講堂)〒060-0808 北海道札幌市北区北8西5

交流会              北海道大学ワイン教育研究センター(旧昆虫学及び養蚕学教室)

プロモーションホール

【参加費】シンポジウム 無料,ワインテイスティング (交流会) 一般4,000円/学生2,000円

【参加申込】令和7年3月7日までにhttps://forms.gle/23iwNem7YdNLPtTp6に登録ください.

【ポスター発表申込】上記のフォームに2月28日までに入力及びA4 1ページの要旨を

sonet@agr.hokudai.ac.jpまでにお送り下さい.

【OenoFoss分析体験】当日分析したいサンプル(10ml程度)をお持ちください.

新渡戸遠友リビングラボ(NELL)の今後の計画についての比較的まとまった記事を、北海道新聞が1月9日に掲載しました。掲載面は道央版です。他の地域については未確認です。

下が「道新デジタル版」へのリンクです。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1108593

(事務局)

札幌農学同窓会関西支部は、2004年5月、札幌に本部を置く札幌農学同窓会の関西の拠点として設立され、 2024年、設立20周年を迎えました。これを記念しまして、2025年度通常総会に合わせまして、関西支部設立20 周年記念式典を開催します。

〇日時 2025年2月15日(土) 12:30 (受付開始)

〇場所 大阪ガーデンパレス 06-6396-6211 
(新大阪駅よりシャトルバスで3分、乗場は大阪メトロ新大阪駅2号出口)

〇日程

13:00 2025年度通常総会
13:40 関西支部20周年記念式典 関西支部20年の歩み、功労者の表彰
14:30 特別講演会
講演1. 有害鳥獣から地域資源へ~野生動物との共生とジビエで地域おこし~
石崎英治 氏 (2003年 農学部 環境資源学 修士)
(株)クイージ 代表取締役
林学(環境資源学)を修めようとしていたところ、研究対象地の天然林がひと冬でエゾシカに食いつくされたのを見て、研究対象を森林からシカに変えました。日本においては知名度が高いとは言えない、しかも経営上不利な中山間地で営むジビエビジネスにおいて、チャンスをつかもうと試行錯誤しています。 野生鳥獣利活用のための捕獲方法、食肉処理方法、商品開発、販売チャネ ル拡大、販売方法、などについてお話しします。
講演2. クラフトビールの造り手、売り手、飲み手の架け橋になる
宮地帝輔 氏 (農学部 農業経済科 大学院 在学中)
(株)パイオビア 代表取締役
クラフトビール開発を手掛けるスタートアップ、パイオビア(札幌市)の代表を務めています。北海道大学農学部の修士課程に在籍しており、大学院生と二足のわらじをはき、日本のビールづくり発祥の地と言える北海道で唯一無二のビールづくりを目指しています。 7月末に花のようなフルーティーな香りとすっきりとした苦みが特徴の 「未来開拓倶楽部ビール」を発売、「涼しい夏に、北海道大学の芝生の上で 乾杯したくなるビール」にしました。日本のビールづくり発祥の地と言える北海道での唯一無二のビールづくり、についてお話しします。
17:30 懇親会

〇参加費 ¥4,000 (在学生及び卒業3年以内の方は無料です。)

〇申込方法 URLにアクセスしてお申し込みください。申込締め切りは2/8(土)です。
申込URL: https://forms.gle/4QgQKRSGgqPZHSAm6


    

当会事務所は2024年12月27日(金)~2025年1月5日(日)の期間、休業します。

同期間内に御用がある方は、下記アドレスまでメールでご連絡ください。ご返事は年明けになる可能性があります。

info@alumni-sapporo.or.jp

 当会の会報第61号の印刷製本が完了し、完成品が5日、事務所に到着し、発送作業を始めました。今後順次発送作業を行います。出版社からと事務局から、全部で約9000部の宛先の大部分を一週間以内に発送する予定です。

【会報61号の発送作業を、行うシニアサポーターのみなさん。左から渡邊和彦さん、小堀武さん、崎出弘和さん=5日、同窓会事務所】

 シニアサポーターズのみなさんが5日午後には事務所に集まり、第一次便の宛先を確認しながら、会報や会費払込票などのセットを封筒に入れました。正会員(会費納入会員)には代議員選挙についてのお知らせも封入しています。いつものように、お茶を飲みながら、体調や最近の出来事などの話題を交えながらの、和気あいあいとした作業です。

【会報61号の主な特集ページ】

 今回の会報は「ガーデンパーティー(親睦園遊会)」「ワイン教育研究センター」「スマート農業教育研究センター」「新渡戸遠友リビングラボ」「北大創基150周年記念事業」など話題が盛りだくさんで、写真も多く掲載され、前号より4ページ多い40ページ建てとなりました。そのため、折り目に若干のしわが寄っていますが、無視できる程度ですのでお目こぼしください。また、編集に時間がかかり、発行が大変遅れましたが、どうかご容赦ください。11月末までに会費納入された会員には今年度の同窓会名簿が年末をめどに送付されます。

(事務局)

最上段の写真:【印刷製本が仕上がったばかりの会報が日栄舎さん(奥)の手で事務所に届き、出来を点検する橋本事務局次長(手前)】

北大同窓会佐賀県支部は11月16日午後1時から、佐賀市交流センター「エスプラッツホール」で、第32回佐賀県青春寮歌祭を開催します。

北大、佐賀大、鹿児島大、早大、中央大など各地の国立、私立の大学22校の卒業生らが出演し、各大学の寮歌や校歌を歌うほか、旧第一高等学校、旧第三高等学校、台北高等学校などの寮歌や校歌も参加者で歌う。このうち北大関係者が歌うのは「都ぞ弥生」と「永遠の幸」。

参加は無料。問い合わせは同支部第4代支部長の大宅公一郎さん(連絡先は写真3枚目の最下段)へ。

(事務局)

2025年度代議員選挙事務を管理する第一回選挙管理委員会が10月8日、同窓会事務所で開催されました。4年ごとに行われる代議員の改選に向けた準備が始まりました。

選挙管理委員は、総会選出委員が渡辺和彦会員(農化・昭51卒)、岩渕和則会員(農工・昭60卒)、桑名真人会員(農経・昭60卒)の3人、理事長指名委員が三部英二理事(農学・昭53卒)、橋本博行理事・事務局次長(農学・昭54卒)の2人、また規程に基づく事務局長が久田徳二理事(農工・昭59卒)で、計6人。

この日の委員会は、互選により岩渕委員を委員長に選出し、改選と選挙に関わる定款や選挙規程、実施要領などのルールを確認した後、今後のスケジュールなどを決めました。

今回、選挙権と被選挙権を持つ「正会員・特別会員」は2021年1月1日以降に会費を納入した会員です。また、今回の代議員改選数は、前回選挙と同じ30名です。候補者は、立候補または推薦があり、有権者(被選挙権者)は正会員・特別会員5名の推薦者氏名を添えて届ければ立候補できます。また、東京支部(7名枠)と関西支部(3名枠)、本部(理事会)が推薦を行うことができます。

選挙権を持つ正会員・特別会員には、選挙管理委員会から、10月末までに告知が行われ、自薦他薦についての案内が通知されます。会員のみなさんまたは各支部には、立候補または推薦の届け出を、12月20日までの必着で事務局に送っていただくことになりました。

(事務局)

当会理事長の松井博和北海道大学名誉教授(75)が2024年度の北海道功労賞を受賞することが決まりました。北海道の経済・社会・文化などの発展に尽力された方々に道が贈る賞で、道知事が行う最高位の表彰です。北海道が9月13日に発表しました。贈呈式は11月27日に札幌市内で行われる予定です。

松井先生は、酵素化学の基礎的研究、オリゴ糖の製法開発、日本初の遺伝子組み換え(GM)関係条例(「遺伝子組み換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例」)の制定を道の委員会座長としてリードするなど、北海道と日本の食料生産と科学技術の発展に寄与したことから「農学分野における科学技術の発展への貢献が多大」(道)として選ばれました。

同賞は1969年(昭和44)年に制定され、第一回に受賞した半澤洵北大名誉教授(農学部)をはじめ、通算で56回182個人15団体が受賞しています。このうち、北大農学部の元教授では2007年受賞の水谷純也先生以来17年ぶり10人目です。

過去の9人は、受賞年の早い順に半澤先生、田所哲太郎先生、犬飼哲夫先生、高倉新一郎先生、石塚喜明先生、高橋萬右衛門先生、高尾彰一先生、辻井達一先生、水谷先生です。

また、日本農学賞と道功労賞を受賞したのは1981年受賞の石塚先生以来43年ぶり3人目。農学部長・当会理事長の経験者としては4人目の受賞となりました。

松井先生は1949年上富良野町生まれで、富良野高校から北大に入学し、1972年農芸化学科を卒業。1984年に農学博士となり、1976年から農学部教員として奉職しました。日本応用糖質科学会、日本農芸化学会などで研究を認められ、2018年には日本農学賞を受賞しました。

2011年から2013年まで農学研究院長を務め、同時に当会の理事長に就任(2011~13年と2017年から現在まで在職)。新渡戸稲造先生の創設した札幌遠友夜学校を考える市民の会の理事長にも就任し、新渡戸先生の事績を後世に伝える事業にも着手しました。2024年には同会が(一社)新渡戸遠友リビングラボに引き継がれ、その特別顧問に就任。かつて遠友夜学校のあった現新渡戸稲造記念公園(札幌市中央区南4条東4丁目)にまちづくり拠点「新渡戸遠友リビングラボ」(仮称)を建設・運営するプロジェクトの先頭に立っています。

現在はこのほか、学会関係では日本応用糖質科学会名誉会員、日本農芸化学会フェローを務め、公職では全道産学官ネットワーク協議会座長、株式会社道銀地域総合研究所顧問、一般財団法人HAL財団理事などに就かれています。

(事務局。写真は櫻井徳直「さっぽろ農学校」特別講師)

新渡戸稲造夫妻が創設した札幌遠友夜学校の跡地を含む札幌市内中心部を歩き、明治時代から現代にかけての札幌のまちづくりや自然の様子を足と目で学ぶ、「歴史散歩~遠友夜学校時代の創成川の西と東~」が9月7日、開催されました。

催しは、当会が支援している「一般社団法人新渡戸遠友リビングラボ」(小篠隆生理事長)が主催。札幌建築鑑賞会の杉浦正人代表(北大教育学部卒)が案内人となり、参加した約20人の市民を引率しながら、各所で建築物や地形、まちづくりの様子などを解説しました。

一行が歩いたのは、南はススキノに近い南4条西1丁目の小路や同東4丁目の「新渡戸稲造記念公園」から、北は北3条西1丁目の「新渡戸稲造住居跡」、北1条西2丁目の札幌市時計台まで。計約4kmを約2時間半かけて巡りました。

このうち、新渡戸稲造記念公園では東4丁目側が標高がやや低く、公園との間に段差があることから、杉浦氏がその理由を「昔は豊平川の支流が近くを流れており、ここが河岸だった」と説明。その地形が今も残っていることを指摘しました。その上で、「つまり、ここは札幌の街の南東の隅で、豊平川に面していた場所で、東部の工業・流通地帯と、西部の住宅地帯の人々が利用する豊平橋のすぐたもとだった」と話し、交通の要衝でもあった点を強調しました。

また、新渡戸住居跡には現在ANAクラウンプラザホテル横に記念碑があり、杉浦氏は「ここに有島武郎も一年ほど同居していました」などと解説。一行は、「札幌農学校には歩いてもすぐだ」などを往時をしのんでいました。

【新渡戸稲造住居跡を見学し、杉浦氏(中央)の話に耳を傾ける参加者たち】

また、西1丁目の南1~6条のゾーンについては、仲通りが南北に走っている理由について杉浦氏が、「大友堀の流れを利用するため、堀の東西両側が物流基地だった。このため、両側の仲通りは南北に走っている。また流通団地だった南東部も同様です」と解説。札幌南西部と大通り以北の仲通りが東西方向であることとの違いを説明しました。

【西2丁目に東西に走る仲通り「都通り」に面する旧穂苅銘木の元倉庫を見学する参加者一行。一つ東(右)の西1丁目ブロックは仲通りが南北に走っている】

参加者の一人は「当時の豊平川の川巾の広さに驚いた。橋の近くに支流があったことから、雪解け時には轟轟と音が聞こえたとの話もうなずける」と話していました。また別の参加者は「仲通りの意味や、消えた河岸の様子など、初めて知ることも多かった」と話していた。

(事務局、写真は「さっぽろ農学校」特別講師・櫻井徳直)

最上段の写真:【新渡戸稲造記念公園(左)と東4丁目通り(右)の高低差などを見学する参加者たち】

北海道ワイン教育研究センターは9月6日から、一般市民向けの道産ワインの有料試飲「北大ワインテイスティング・ラボ」を開始しました。同センター内の中央部ギャラリーホールにコイン式の自動ワインサーバー2台を設置し、常時12種類の道産ワインをセルフサービスで試飲できるようにしています。

利用者は1500円(税込)で専用コイン3枚をキャッシュレス購入し、好きな3種を選んで試飲できます。12種のボトルが装填されたサーバーにコインを入れ、外から見えるボトルの上のボタンを押すと、そのボトルから1種につき約30ccがグラスに注がれます。

ワインの12種類は時々変更され、道内のよく知られる銘柄のものや、一般には入手困難な北大余市果樹園産のブドウを使用したワインや、同果樹園のリンゴを使用したシードルが選ばれることもあります。

【北海道ワイン教育研究センター(奥)の手前(クラーク像側)に置かれたワインテイスティング・ラボの案内看板】

この取り組みは、センターが広く一般市民に道産ワインの魅力を伝え、ワインの成分と嗜好性の関係などに関する研究を進めようとの狙いから、企画されました。利用者がテイスティング後にスマートフォンでワインに関するアンケートに答えると、オリジナルポストカードなどが進呈されます。

毎週金・土・日・月曜日に行われ、年末年始等を除く通年でサービスされます。開館(サービス)時間は、金曜日12時~19時、土日曜日10:30~16:30、月曜日10:30~15時。ラストオーダーはそれぞれ閉館の30分前。

(事務局。写真も)

最上段の写真は【センター内ギャラリーホールに設置されたワインサーバー(左)とワイン試飲に訪れた利用者】